千葉市

県のほぼ中央部に位置し、東京都心へおよそ40kmの地点にある。地形は、臨海部および各河川下流域に広がる平地と、周辺部の台地・谷津から構成される。

郊外や臨海部を中心に大規模な住宅団地が多くある一方、花見川区、若葉区、緑区などの周辺部には自然が多く残されている。

かつての千葉市の海岸線は遠浅の海が広がっていたが、昭和期以降の大規模な海面埋立により新たに広大な土地が誕生した。美浜区のほぼ全域及び中央区の一部がこれに該当する。長大な人工海浜（いなげの浜、検見川の浜、幕張の浜）も造成されている。

千葉市の中心部には都市モノレールや企業のオフィスビルや銀行などが立ち並び、百貨店はそごうや三越、パルコなどが林立し、JR駅ビルにはペリエが入居する。千葉中央駅の駅ビルにはミーオが、奥の東口には京成ホテルミラマーレが入居する。また中央公園は市民の憩いの場として様々なイベントが行われている。
周辺地域も含めた人口は約170万人。

＜見どころ＞

・千葉ポートパーク（ちばポートパーク）
隣接するポートタワー（高さ125.1m）とあわせて県民500万人突破記念にオープンした公園である。千葉市の中央港1丁目。現在でも港を行きかう船を見ることができる。
ポートタワーのからは、展望室からは幕張新都心や千葉マリンスタジアム。海の向うには、東京タワーや高層ビル群や天気の良い日には富士山も見える。

・幕張メッセ（まくはりメッセ、英語表記：Makuhari Messe）
千葉市美浜区にある、大型の会議・展示施設である。敷地面積のべ217,151.47m²、全館冷暖房、空調設備を完備する全天候一体型の建築物である。

・千葉公園（ちばこうえん）
1946年（昭和21年）6月に決定した戦災復興計画に基づいて陸軍の鉄道第一連隊跡地に整備された公園で、千葉市中央区弁天にある。

・亥鼻城（いのはな）
都川河口低地の左岸に、下総台地から亥の方角に突き出した舌状台地にあり、千葉市立郷土博物館が建っている。この建物は近世風の模擬城郭となっている。なお、亥鼻の地名は、JR東日本・本千葉駅の北側一帯の地域に当たる。