台東区（上野）

江戸時代を通じて、最も古い市街地のひとつで、浅草のシンボル、観光拠点としても有名な「浅草寺」は建立1400年の歴史がある。東京23区の中央からやや北東寄りに位置し、隅田川と南側では神田川に接する。 

台東区の地域は、江戸時代には元禄文化（町民文化）が息づき、明治に入ってからも美術館や博物館が建築され、東京芸術大学などアートの発信地ともなっている。
なお、面積は23区の中で最も狭い。
また、関東大震災(1923年)や第二次大戦にも焼け残った浅草橋界隈の問屋街などもありいまだ大正、昭和初期の街並みや風情が残っている。 

なお、台東区の中心駅である上野駅は古くから東北地方からの玄関口と知られ、新幹線も停車する。常磐線、京成線などの利用も便利であり、メトロの本社も駅前にある。
上野・浅草副都心を形成している。

上野地区は江戸時代から続く寛永寺の門前町で、現在も有数の繁華街である。年末のテレビでもよく出てくる、生鮮食品を中心とした大規模商店街「アメヤ横丁」などもある。
台東区の交通の要衝でターミナルでもある上野駅や、日本初の公園で、動物園や博物館、美術館など各種文化施設を抱える恩賜公園があるので、多くの人が集まる地域である。
また、上野駅から２～３００メートルほどの場所にある、御徒町駅東側には宝飾業者が軒を並べ、「ジュエリータウンおかちまち」として知られている。

浅草地区は、全国的に知られた台東区を代表する有名な下町であり、推古天皇の時代に開かれた歴史のある地域です。
また、外国人にも観光地として高い人気があり、浅草寺や仲見世通りなど名所が多い地域で、正月の初詣客も多い。
観光用の人力車もよく見かけられる。また、花川戸にはバッグや靴など皮革製品の卸が多く、西浅草には、調理器具などの卸街「合羽橋道具街」がある。