大網白里市

昭和２９年に、２町１村の合併により大網白里町が誕生し、丘陵・田園・海岸の３つの特徴ある風土をもつまちが形成されています。2013年1月1日に市制を施行し、大網白里市となりました。

明治２年２月には、 宮谷(みやざく) の 本国寺(ほんごくじ) に庁舎が置かれ、木更津県が設置されるまでの２年９ケ月の間、宮谷県庁として千葉県近代史の一端を担いました。

従来は、豊かな海や自然を背景とした、第一次産業を中心とする地域でしたが、高度経済成長期に入り、大網白里町は千葉市や東京都心部からの郊外型ベットタウンとして注目され、昭和５０年代からは、町西部の丘陵地を中心に宅地開発が進み、さらにＪＲ京葉線の外房線乗り入れ等の交通アクセス向上によって急速に人口が増加して、住宅都市的な性格が強い街となっています。
道路網も国道128号、主要地方道千葉大網線、山田台大網白里線を主軸に各地域に連絡し、大網白里市は道路交通の要所となっています。

◆小中池公園
大網白里町小中1702にあり、春は桜、秋は紅葉と四季を通じて自然の景観を楽しめます。4月下旬から5月初旬にかけては名物の鯉のぼり祭りも催されます。
小中池公園は多くの自然に囲まれた緑豊な公園です。多くの遊具もありお子様連れでもカップルでも人それぞれの楽しみ方ができる場所です。

◆白里海岸
九十九里浜のほぼ中央に位置する約3.5ｋｍの海岸線で、古くはイワシ漁で栄えていました。大網白里市は都心からの交通アクセスもよく、「中央」、「南西天木」の２つの海水浴場があり、多くの海水浴客で賑わっています。

◆本國寺 宮谷県庁跡
かつて大網白里市が房総の中心だったことを示す貴重な史跡のひとつです。
明治元年（1868年）12月、宮谷（みやざく）の本國寺に知県事務所が置かれ、翌明治2年（1869年）2月宮谷県が誕生しました。その管轄地は、藩領を除く幕領・旗本領で、旧安房、上総を中心として、下総（匝瑳・海上・香取三郡）、さらに隣の茨城県の一部までに及び、石高は約37万2千石でした。

◆南玉不動尊の滝
大網白里市で古くから「南玉の滝(みなみだまのたき)」として親しまれており、山の中腹から湧き出ている清水を、導管で清岸寺(せいがんじ)の境内まで運び、銅製の竜の口から滝として落下させており、南玉貯水池の水源となっています。