高知県

四国の太平洋側に位置する令制国では土佐国。県庁所在地は高知市。

日本最後の清流といわれる四万十川（しまんとがわ）のほか、水辺利用率全国一の仁淀川、物部川、安田川など四国山地に源を発する清流が多く流れる。また、高知県には室戸岬・足摺岬・龍河洞・四国カルストなど多くの天然の観光資源を有する。

農産物は、近年は輸入野菜や徳島県や宮崎県などに押されがちであるが、ピーマンやなすやトマト（高知県南部の「徳谷トマト」が有名）をはじめとする野菜類の促成栽培でも有名で、県中央部の沿岸部（土佐市～芸西村付近）は、ビニールハウスが多く並んでいる。

また高知県はカツオの一本釣りで有名。特にそうだかつおの漁獲量は全国一を誇る。

他県の漁港で水揚げを行なうため、意外と高知県内での水揚げ量は少ない。主な寄港地：宮城県・気仙沼港、石巻港、静岡県・焼津港などである。

なお高知県沖の太平洋には黒潮が流れており、気候は温暖多雨で台風の襲来も多く、1951年以降の台風上陸数は鹿児島県に次いで2番目に多い。特に高知県の太平洋に突き出た足摺岬、室戸岬は強風で知られる。