茨城県

関東地方の北東部に位置し、日立市を中心とする北部で工業化が進むほか、茨城県は太平洋や八溝山地のある緑豊かな地域を形成している。

中央部は水戸市に茨城県（いばらき）の県庁が置かれ、東部の鹿嶋市(かしま)周辺では鹿島臨海工業地帯となり、工業化が進んでいる。西部は関東平野の中央部にあたり、農業を中心とした内陸の地域となっている。

なお茨城県南部は筑波研究学園都市やつくばエクスプレスの整備で東京都区部のベッドタウンとしての開発が進められた地域となっている。
また日立市・ひたちなか市に日立グループの企業の工場が数多くあり、鹿嶋市・神栖市は鉄鋼、石油化学を中心に工場が置かれている。
石岡市、鹿嶋市、かすみがうら市、つくば市、土浦市、日立市、ひたちなか市などに大手製造業の研究拠点が多く存在する。

その一方で茨城県は日本屈指の農業地帯でもあり、県土の大半を平地が占め、その多くが農地であることから、森林率では31%と大阪府に次いで全国で2番目に低い。メロンの生産量は全国1位である。